マイルで父子世界一周

6歳の長男と3ヶ月の【マイルで父子世界一周】に2回行って来ました。【世界一周旅行記】と【メロンパンニュース】を投稿する【旅育アドバイザー】です。https://trip-melonpapa.com/

【旅育(たびいく)】が注目されている!!

【旅育(たびいく)】

「旅育(たびいく)」という言葉をご存知ですか?

 

近年、勉強だけでなく子どもにさまざまな体験をさせることが重要だと言われています。

 

「旅行」もそのひとつです。

 

「旅育(たびいく)」とは読んで字のごとく、「旅を通じて育つ」という意味なのです。

 

「とにかく子どもと旅行に行けばよい」というわけではありません。

 

また、「家族旅行=旅育」というものでもありません。

 

今回は、「旅育」とは何か、そして「旅育」を実践するにはどうすればよいのかをご紹介しますね。    

 

 

 

【旅育(たびいく)】とは!?

観光マーケティングを専門とする森下晶美教授(東洋大学)は、「旅育」を「旅は人間性の成長を促すとする考え方で、旅によって得られる知識や興味・価値観の広がり、共感力を人の成長に役立てようとするもの」だと定義しています。

 

そして、「旅育」には以下の3つの要素があり、効果的な「旅育」を行うには、これらの要素を全て満たす必要があるとのことです。

 

 

【3つの要素】

  • 旅の体験(異文化・非日常体験、旅先での交流など)
  • 人との時間共有(家族・友人との共通体験、想い出づくり、日常と比較した共有時間の長さなど)
  • 旅を素材とした教育(職業教育、郷土教育、地理・歴史教育、国際化教育など)

(引用元:日本国際観光学会|“旅育”の現状と定義を考える

 

普段とは違う場所に行きたくさんの発見をした、という体験は多くの人に覚えがあるはずです。

 

学校で実施されている社会科見学や修学旅行にも、上記のような教育意図が含まれているといえるでしょう。

 

このような学習を家族単位で行うのが「旅育」なのです。    

 

 

 

「旅育」のメリット

「旅を通じて育つ」と言っても、「旅育」には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか!?

 

森下教授が2010年、18~25歳の1,700名を対象に実施したアンケートでは、子ども時代に家族旅行の経験が多かった人ほど、自主性やコミュニケーション力が高く、精神が安定していることがわかりました。

 

「人と協調して行動するのが得意」「家族と普段あった出来事をよく話す」のようにコミュニケーション力を測定する項目について、肯定的な回答をした人の割合は全体で43.2%でした。

 

 

【アンケート結果】

  • 「人と協調して行動するのが得意」全体の43.2%
  • 「家族旅行が特に多い」52.0%。
  • 「海外家族旅行経験を持つ」53.6%
  • 「家族旅行経験がない」33.2%

つまり、「家族で海外に旅行したことがある」「家族旅行をしたことがない」では、20.4%もの差があったのです。  

 

家族旅行の有無と性格・能力のあいだには複雑な因果関係があるため、単純に「家族旅行をしたから子どもの能力が育った」と言い切ることはできませんが、ある程度の関連性はあることがわかります。

 

また「旅育」という考えを提唱し、「旅育」を広める活動に取り組んでいる旅行ジャーナリストの村田和子氏は、子どもと旅をして「一番よかった」と思うのは「幼いときから多様な価値観に触れ、世の中の広さを知ることができた」ことだと話します。

 

昔は、近所が顔見知りだったり祖父母が同居していたりしました。

(中略)特別なことをせずとも年齢や考え方の違う人と接する機会がたくさんありました。

(中略) 昨今は少子化核家族化の影響や生活スタイルの変化で、子どもを取り巻く環境が、昔と大きく異なります。

親や先生などごく限られた世界が、世の中すべてだと思い、ささいなつまずきが解決できないことも少なくありません。

だからこそ、知らない人と出会い、言葉を交わして、共通点や違う点を見つけ認めることができる「旅」は貴重な機会なのです。
(引用元:日経DUAL|「旅育」は受験にもプラス 旅の失敗は学びの宝庫

 

村田氏によれば、ほかにも「両親と一緒に過ごせて楽しかった」という体験が子どもの心を安定させて親子関係によい影響を与えたり、親が旅行によって気分転換でき、育児や仕事のモチベーション向上につながったりといったメリットもあるようです。

 

なお、特に「旅育」が効果的なのは「言葉を理解し始める3歳~脳の基礎ができあがる9歳ごろまで」だと村田氏は提唱しています。

 

子どもが大きくなってからの家族旅行に意味があるのはもちろんですが、「旅を通じて成長させたい」と思うのなら、小学4年生までが最適のようです。    

 

 

「旅育(たびいく)」メソッド

今すぐにでも始めたいと思う「旅育」では、「旅育」と普通の家族旅行はどう違うのでしょう?!

 

村田氏によると、「旅育」を実践するにあたって最も大切なことは「親の子どもへの関わり方」 「どこに行くか」よりも「何をするか」がとても重要。

 

ただなんとなく出かけるのではなく「旅のテーマ設定」をすること。

 

それらの「旅育を成功させるために必要なこと」を村田氏がまとめたのが「旅育メソッド」。

 

以下の6つです。    

 

 

 

1、旅の計画・準備は子どもを積極的に参加させる

旅行の計画段階から子どもと一緒に相談して決めることにより、子どもが旅へ向ける関心が高くなります。

 

村田氏は「旅の作戦会議」を開くことを推奨しています。

 

このとき、「子どもが出した意見を尊重する」ことが大事。

 

せっかく子どもが提案してくれたのに、日程や予算の関係で却下してしまうことを避けるため、あらかじめ親が複数の案を用意しておき、子どもに選んでもらうのがベター。    

 

 

2、子どもの役割や目標を決め、「褒める」

旅行のなかでの役割を子どもに与えることにより、責任感や積極性が生まれます。

 

たとえば、バスの運行予定時刻や施設の開館時間を調べさせるのはどうでしょう。

 

また、「公共の場所では静かにする」「教科書に載っていた銅像を自分の目で見る」など目標を設定させ、達成したら「褒める」ことは、子どもの成功体験と自信に繋がります。

 

このように、「役割」「目標」を決めることは、普通の家族旅行との大きな違いだといえるでしょう。    

 

 

 

3、旅先で家族が別々に過ごす時間を設ける

ホテルやレジャー施設などでは、子どもだけで参加できるプログラムが用意されていることがあります。

 

それに参加させることは、子どもにとっても大人にとってもメリットがあります。

 

子どもは初対面の指導員やほかの子どもたちと接することによって協調性を養い、そこでの体験をあとから親に話すことで表現力を育みます。

 

また、仕事や家事に忙しい親にとっては、貴重な自分だけの時間を持てるため、日頃のストレスを解消することができるのです。    

 

 

 

 

4、子どもに「本物」を多く触れさせ、「関心の芽」を育む

旅先では、自然・芸術・歴史など、子どもがさまざまな「本物」に触れる機会を多く作るといいです。

 

ハイキングしたり、美術館を訪れたり、歴史的な事件が起こった場所に行ってみたり……。

 

「本物」は五感に働きかけ、創造力や感受性を刺激してくれるそうです。

 

「この花の名前はなんというのだろう」「○○とはどのような人物なのだろう」など、旅先で得た発見や疑問については、旅行のあとに親子で調べてみる等、子供の好奇心に応えてあげたいですね。    

 

 

 

5、親が楽しみながら学び、子どもの手本となる

「旅育(たびいく)」は教育効果が高いものだと思います。

 

とはいえ、いかにも「勉強するために来た」という雰囲気を全面に押し出し、旅行を通じた学習を子どもに強制しては、親も子どもも楽しむことができませんね。

 

まずは親から「旅育」を体現してみましょう。

 

子どもと同じく、親も旅先での「役割」「目標」を設定し、それを積極的に達成していく姿勢を見せれば、子どもも模倣したくなるのではないでしょうか。

 

また、子どものお手本になれるよう、旅先でのマナーに気をつけましょう。    

 

 

 

6、思い出を形にして残す

旅行のあとも思い出す機会を設けることで、旅育の効果が高まります。

 

「楽しかったね」で終わらせないことが「旅育」の重要なポイント。

 

現地で撮った写真を整理したり、絵日記をつけたりするほか、旅先から自宅へハガキを送っておく、という方法があります。

 

陶芸やガラス細工作りなど、思い出が形として残るような体験を旅先でするのもよいですね。    

 

 

海外での「旅育」

私も実践した海外での「旅育(たびいく)」、もちろん海外旅行にも「旅育」効果があります。

 

海外旅行を実施した家族に対して森下教授がアンケート調査を行ったところ、旅行のあと、子どもに以下のような変化が見られたそうです。  

 

 

海外での「旅育」効果

  • 飛行機や出入国審査に興味を持つようになった
  • 世界の地理や文化、自然などに興味を持つようになった
  • 英語やコミュニケーションに対し積極的になった
  • 積極性や思いやりが増した
  • 生活の規律を守るようになった

海外を訪れると治安などの面から、日本で過ごすよりも多くのことに注意を払わなければいけなくなります。

 

また、言語や習慣が全く違う土地は「非日常性」が強いため、子どもはより強力な刺激を受けることでしょう。

 

なお、いわゆる「語学留学」には、外国語のレッスンのほか多数のアクティビティーが付随したものが多く、親子で参加できるものも珍しくありません。

 

そのため、一見「旅育」の効果があるように思えます。

 

しかし、語学留学のメインとなるのは、あくまで外国語のレッスン。

 

ホストファミリーと暮らすのであれば、あまり親子で過ごす時間を確保することもできません。

 

語学留学は、あくまで外国語能力の向上や異文化体験を目的とするもの。

 

「旅育」とは別に考えたほうがよいでしょう。

 

近年注目されている「旅育」 お金をかけて旅行すればよいというわけではないのです。 「どこに行くか」より「何をするか」という目的意識を持って子どもとの学びを楽しんでくださいね。

 

 

 

 

旅育アドバイザーの無料相談室

「親子世界一周」について無料相談を承っております。

 

とは言え、話す内容は世界一周に限らず、子育てのこと、夫婦のこと、ビジネスのことでもOK。

 

非常に多岐にわたり、今まで相談に乗ってきました。

 

少しでも皆さんに貢献出来たら嬉しいです。

 

Facebookからお友達申請して頂いてからのご相談でもOK。  

 

 

 

 

【無料相談室のお声】

40代:会社員N・Hさん

休みの日に子供と公園に行くのですが、どう接していいかわからずに悩んでいました。

毎日、仕事で帰宅が遅く、寝顔しかみていませんでした。

コミュニケーション不足というのは十分理解していました。

声を出して相談することにより、スッキリした感じはあります。

頂いたアドバイスを元に、公園から旅行などにステップアップして行きたいと思います。

ありがとうございました。    

 

 

20代:主婦S・Sさん

いつもブログを拝見しています。

仕事は何をしているのか気になりご連絡しました。

お話をする中で、そういう働き方もアリなのだと思い、会社勤めが全てではないということに気付きました。

人生を家族と仲良く過ごすためにも考え直す良い機会になりました。

 

 

40代:会社員M・Kさん

10歳の長男が言うことを聞かなくて困っています。

反抗期だと自分に言い聞かせていましたが、相談しているうちに何か光が見えたように思います。

 

 

30代:経営者T・Oさん

新たな事業展開を考えていました。

メロンパンビジネスを聞いて、素晴らしいスキームだと思いました。

もっと詳細を伺いたいので資料提供や直接お会いすることは可能でしょうか。

ご連絡お待ちしております、

宜しくお願い致します。 

 

 

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ご連絡ください。

旅育アドバイザー:櫻井鷹一郎